はじめに
PHPマニュアルに記載されている「関数のシグネチャ表記(引数・戻り値の型)」は、最初は独特でわかりにくいものです。しかし、一度ルールを理解してしまえば、マニュアルを効率的に読み解き、試験勉強や実務のスピードを大きく向上させることができます。
この記事では、PHP8上級試験対策としても役立つ「関数シグネチャの読み方チートシート」をまとめました。
目次
基本構造の読み方
関数名(引数1の型 $引数1, 引数2の型 $引数2, ...): 戻り値の型
- 関数名
- 丸括弧内:引数の型と名前
- コロンの後ろ:戻り値の型
引数の型指定のルール
string $name
→ 文字列int $count
→ 整数?int $length = null
→ 整数または null(デフォルトは null)string|false
→ 文字列または false
👉 |
は「または」/ ?
は「null も可」。
戻り値の型の読み方
: string
→ 常に文字列を返す: int|false
→ 成功時は int、失敗時は false
具体例で理解
ini_set()関数
ini_set(string $option, string|int|float|bool|null $value): string|false
$option
… 設定名(文字列)$value
… 文字列 / 数値 / 真偽値 / null- 戻り値 … 成功なら以前の値(文字列)、失敗なら false
strpos()関数
strpos(string $haystack, string $needle, int $offset = 0): int|false
$haystack
… 探す対象の文字列$needle
… 探したい文字- 戻り値 … 見つかれば位置(int)、見つからなければ false
よく出る型まとめ表
型名 | 意味 |
---|---|
int | 整数 |
float | 浮動小数 |
string | 文字列 |
bool | true/false |
array | 配列 |
object | オブジェクト |
callable | 関数やメソッド参照 |
resource | 外部リソース(ファイル、DB接続など) |
mixed | なんでも可 |
null | 値なし |
false | エラー時などに返ることがある |
まとめ
- PHPマニュアルの表記は「引数の型」「戻り値の型」を示すルールに従っている
|
は「複数の型がOK」、?
は「nullも可」、= 値
は「デフォルト値」- 試験対策としても「戻り値が成功と失敗でどう違うか」に注目するのがポイント